
AI時代に、忘れないでほしいこと
AIやロボットの進化によって、これまで「自分の強み」だと思っていた能力が、少しずつAIに置き換えられていく。
そんな変化を感じている方も多いのではないでしょうか。
これまで一生懸命磨いてきたスキル。
人から褒められてきた能力。
「これができるから、自分には価値がある」
そう思っていたものが、ある日突然、
「これって、AIにもできるよね?」
となってしまう。
すると、自分の価値を支えていた柱が、急に心もとないものになったように感じるかもしれません。
でも、ここで一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
あなたの「能力」と「価値」は、本当に同じものでしょうか?
日本人は「自分に満足している人」が少ない
日本人は、自己肯定感が低い傾向があると言われています。
内閣府の「我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」では、比較対象となった7か国の中で、日本は「自分自身に満足している」と答えた割合が最も低く、45.1%でした。
また、「自分は役に立たないと強く感じる」と答えた人は51.8%にのぼります。
「自分には価値がある」と、心から感じられている人ばかりではないのです。
もちろん、自己肯定感が低くなる原因は一つではありません。
育った環境、これまでの経験、人間関係、社会的な価値観など、さまざまな要因があるでしょう。
その中の一つとして、私は、
「自分を大切にする教育」よりも、「周りから評価される自分になる教育」を受けてきたこと
も関係しているのではないかと思っています。
「できる自分」と「価値のある自分」を分けてみる
学校では、
「正解することが良い」
「失敗することは悪い」
家庭では、
「人に迷惑をかけてはいけない」
「期待に応えなければいけない」
社会では、
「謙虚であるべき」
「出る杭は打たれる」
そんなメッセージを、私たちは知らず知らずのうちに受け取ってきました。
その結果、
「できる自分=価値がある」
「人の役に立つ自分=価値がある」
「人から認められる自分=価値がある」
という考え方が、心の奥に根づいてしまうことがあります。
でも、本当にそうでしょうか?
あなたの足の親指の細胞だったら?
少し面白いことを想像してみてください。
あなたの体をつくっている細胞の一つが、ある日こんなことを言ったとします。
「私なんて、ただの足の細胞にすぎない」
「幹細胞さんみたいに、みんなから注目されたい」
「私には特別な能力がない」
「私なんて、役に立たないんじゃないかな……」
さて、あなたなら、その細胞に何と声をかけますか?
きっと、
「そんなことないよ」
と言いたくなるのではないでしょうか。
「あなたがいるから、私は立つことができるし、歩くことができるんだよ」
「幹細胞には幹細胞の役割があるように、あなたにはあなたの役割があるんだよ」
「目立つことが大切なんじゃない。あなたがあなたの場所で働いてくれていることが大切なんだよ」
そう伝えてあげられると思います。
私たちも、実は同じなのかもしれない
私たちの体は、たくさんの細胞がそれぞれの役割を果たすことで成り立っています。
目立つ細胞もあれば、目立たない細胞もある。
大きな役割を担っているものもあれば、一見すると小さな役割を担っているものもある。
でも、
「目立つから価値がある」わけではありません。
「特別な能力があるから価値がある」わけでもありません。
それぞれが必要な場所で、それぞれの特性を持って存在している。
私たちも、それと同じなのではないでしょうか。
「自分は何の役にも立っていない」
そう感じることがあったとしても、少し大きな視点から自分を見てみてください。
地球から見たら。
宇宙から見たら。
あるいは、神様から見たら。
「あなたは必要だから、今ここにいるんだよ」
きっと、そう言われるのではないでしょうか。
あなたの価値は、AIにも、人にも、奪えない
スキルは変わります。
仕事も変わります。
時代も変わります。
人からの評価も変わります。
昨日まで「すごい」と言われていた能力が、明日には当たり前になることもあるでしょう。
でも、
あなたの存在そのものの価値は、そんなものによって上下するものではありません。
誰かと自分を比べなくていい。
もっとできる人にならなくてもいい。
もちろん、成長したいなら成長していい。
新しいスキルを身につけてもいい。
夢を追いかけてもいい。
でも、それは、
「価値のない自分を、価値ある人間にするため」ではなく、
「すでに価値のある自分が、人生を楽しむため」でいいのです。
「何ができるか」より、「どう在りたいか」
私たちはつい、
「私は何ができるんだろう?」
「人の役に立てることは何だろう?」
「もっと頑張らなければ」
と、自分の外側に価値を探してしまいます。
でも、時には立ち止まって、
「私は、どう在りたいんだろう?」
と、自分の内側に問いかけてみるのも大切です。
あなたにしかない経験。
あなたにしかない感じ方。
あなたにしかない人生。
それらは、誰かと比較して優劣をつけるものではありません。
今日、少しだけ俯瞰して自分を見てみてください。
あなたは、たくさんの細胞とともに、今この瞬間も生きています。
あなたは、あなたであるだけでいい。
AI時代だからこそ、
「何ができるか」ではなく、
「私は存在しているだけで価値がある」
という感覚を、もう一度自分の中に取り戻していきたいですね。
そして、自分の価値を思い出すことは、誰かと競うことでも、頑張り続けることでもありません。
まずは、自分自身に、
「今日もよく頑張ったね」
と声をかけてあげることから始めてみませんか。
【著者情報】
Mayuka レイキマスター
レイキ歴13年
兵庫・西宮
Reiki School & Salon Arcturus






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